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ヨガレッスン

2011/04/24

首が痛いので

「寝違えて首が痛いので明日はお休みしようと思いますが」スローフロークラスのNさんから前の日に連絡があった。詳しく様子を聞いてみると、寝違えたのは月曜日で首の痛みは治まったが、別のところが痛くなったという。肩や腕に痺れがある訳ではない。

私もヨガのレッスンを熱心にする以前はよく寝違えてたが、ここ数年は寝違えることがなくなった。それに、寝違えても2〜3日で治ってた。Nさんの場合はちょっと長いような気がした。おそらく痛いところをかばって周辺の筋肉が硬直して痛くなったのだと思う。急性期は過ぎてるので少し動かしたほうが良いかもしれない。

ヨガのレッスンの基本は「痛いことをしない、無理をしない」。ケン先生からは「毎日練習する、痛いところがあったら、痛くないように動かす」と言われた。ケン先生は矛盾することを言うが、長く練習を続けてるとその意味がわかってくる。「痛み」もいろいろな程度があって、動かすことでその程度が分かってくる。痛い時に動かすとどの筋肉が働いてるのかが分かるので面白い。自分の体と向き合う絶好の機会でもある。

Nさんには、痛くない範囲で動かしてみること、硬くなった周辺の筋肉を温めてあげること、明日の朝起きて、動かせそうならレッスンにおいで、と伝えた。

心配したが、今日のレッスンに来てくれて、スッキリした様子で帰っていった。

2011/04/16

ヨガとの最初の出会い

貧乏学生でアルバイトに明け暮れ、大学で何か特別な学びをする訳でもなく、サークル活動を熱心にする訳でもなく過ごした学生時代に、最後の年に何か自分に残せることをしておきたいという焦りがあった。そんな思いを持っているある日、友人から「家にヨガの先生が来るから一緒に習わない?」と誘われた。「へー、ヨガって何?」私はジャズダンスでもしてみたいと思っていたが、それをどこで習えるかも分からなかったので、とりあえず、友人の家に行ってみることにした。

先生は友人のお母さんの友人で習いたい人は友人のお母さんだった。生徒3人の贅沢なレッスンだ。初めてのヨガはどんなことをしたか覚えてないが(なにしろ、ウン十年前のことだから)気持ちが良かったので、とりあえず週一回通うことにした。もともと体が柔らかかったので、ポーズもすぐできるようになって、先生は毎週新しいポーズを教えた。

今ではヨガにはいろいろな流派があることも情報が多いので体験したことのない人でも知っているが、その頃は情報を得る手段がなかったので、最初に習ったヨガがどんな流派なのかも分からない。先生は肥満で高血圧でとても体調が悪かったがヨガで肥満が解消して、血圧も下がった、と言って、ヨガをする前に履いてたパンタロンを持ってきて見せてくれた。(なるほど、私が2人入りそうなズボンだ、これはすごい!)

その頃の私は、ヨガは変わった格好をする健康体操くらいに思っていた。ヨガに哲学があってとても奥が深く最終目的地は悟りの世界ということを知ったのはずっと後、ケン先生と出会ってからだった。ヨガを始めるきっかけは何でも良い、人それぞれ理由は違って当たり前。でも、私のクラスに来た人には必ずケン先生が教えてくれたことを最初に伝えたいと思っている。今日の「初めてクラス」の人には少しは伝わっただろうか?

2011/04/11

腰が痛いんです

スローフロークラスのYさんは先週は仕事と重なってレッスンに来れず、二週間ぶりのレッスンだ。根を詰める仕事なので、腰が痛くなったそうだ。やっぱり週一回はレッスンに来ないとだめだ、と言っていた。

座りっぱなしの仕事は案外腰を痛くする。私も教室以外の時はWEBの編集作業などをして、ついつい座りっぱなしで何時間も過ぎてしまい、そのあと腰が痛くなったりするので、よく分かる。「えっ〜!先生も腰が痛くなることあるんですか?」と言われてしまうが、ヨガをしてるからと言って、そんなに強靭な肉体を持ってるわけではない。アシュタンガヨガを習う以前、結構大変なぎっくり腰をしたし、庭の草取りを2時間続けてやった日などはもう、腰が痛くて痛くて仕方がない。ヨガのレッスン中に痛くなることだってある。こんなことを書いたら、ヨガをすると腰が痛くなると誤解を生むので、断りを書かなければならない。練習で痛くなるのは自分の練習が未熟だからなのだが・・・。ケン先生からは「痛くないように練習すること」と言われている。

だから最近は練習でも日常生活でも腰を痛めないように気をつけている。自分の弱い部分には常に意識を向けながら練習と日常生活を送ることは重要だと思う。

Yさんには腰痛改善のいくつかの方法を伝えてみた。マッケンジー法という、ヨガのコブラのポーズに似ている、うつ伏せから少し上体を持ち上げる方法。8割の腰痛はこれで改善されるという。背骨のS字カーブを崩さない姿勢のとり方、これは下腹の筋肉を内側に引くことでS字カーブが保たれる。車の運転をするときも、シートに沈み込まないように腰のところに少し詰め物をしてあげると良い。前傾姿勢になる時が腰への負担が大きくなるので、膝を曲げたり、足の高さを少し変えてあげたりすると良い。私も腰痛改善の本を読んで実践している。

腰痛は人類が二足歩行を始めたときからの悩みだそうだ。

2011/04/03

初めてクラス

春になると新しいことを始めてみようという人は多い。私もヨガを始めたのはウン十年前の学生生活最後の年の春だった。スローフローヨガのインストラクターになったのも春だったし、アシュタンガヨガを始めたのも春だった。(笑)

昨年は4月〜6月はたくさんの人が体験レッスンに来てくれた。しかし、通常レッスンの中での体験レッスンでは伝えたいことはほとんど伝えられずに終わってしまう。伝える側、伝えられる側互いに不完全燃焼になってしまう。そうゆう反省もあって、昨年は途中から「初めての人はハタヨガクラスで対応します」としてみた。

昨年5月から始めたハタヨガクラスはあまり人が来ないので、初めての人にはゆっくりペースでじっくりと伝えられる。ハタヨガのクラスではどんなヨガをしたいのか希望を聞きながらレッスンを組み立てる。柔軟になりたいとか体力をあげたいという方がほとんどなので、スローフローヨガクラスに馴染めるような準備をする。

何度かハタヨガクラスで練習をしてると、ほとんどスローフロヨガクラスと同じ内容になってくる。そこへまた、初めての人が来ると不完全燃焼になってしまう。やっぱり、初めての人のためのクラスを別に設定しないと、いけなかった。それで、今年になってから「初めてクラス」を設けることになったわけだ。

「初めてクラス」では・・・

「ヨガ」という言葉の概念、ヨガの八支則、ヨガの種類、ここでの各クラスの特徴、レッスンするうえで気をつけて欲しいこと、呼吸の方法など、約30分位話してから実践にはいる。

それぞれのクラスの特徴を体験してもらうので、始めはハタヨガクラスの「足裏ほぐし」から。これは、ヨガのポーズではないが、以前私が習ったクラスでもやっていたし、初心者むけの本をみると結構やってる。体の硬い人にはかなりの効果がある。足裏ほぐしの前と後に前屈をしてみるとはっきりと違いがでる。丁寧にすると30分はかかるので、ポイントだけ抑えておく。

次にスローフローヨガクラスの特徴として、太陽礼拝を体験してもらう。太陽礼拝は連続する動作なので、初めての人にはかなりきつい。そこで、いったん、ばらしてから行ってみる。四つんばいの状態からダウンドック(犬のポーズ)を何度か行い、連続した動作に移行する。参加者の状態を見ながら、できる範囲のスタンディングポーズも行う。今日は体側伸ばしまでできた。

最後にアシュタンガヨガのスリヤナマスカラA・Bをデモンストレーションするが、希望者にはやってもらう。今日の若い二人は挑戦してくれた。やっぱり、チャトランガはきつかったようだ。

今日の「初めてクラス」にご参加の皆さんお疲れ様でした。きっと、明日は足の後ろ側が痛いことでしょう。ただの筋肉痛ですから大丈夫ですよ。(笑)
今日はゆっくりお風呂に入って休んでください。(^^)