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日々の出来事

2015/02/19

雪の久住山

昨年のことだが、12月23日、世間では師走の準備あるいは、クリスマスの準備で慌ただしいのだが、せっかくの休日に山に行かない手はないと、初の冬山に挑戦。と言っても、前月に登った久住山赤川ルートなので、この一ヶ月の間に山がどんな変化をしたのか見たくもあった。

久住山頂から北側を眺める、快晴で由布岳山頂まではっきりと見えた冬山を甘く見てはいけないと重々承知の上で、まだ、雪もそんなにないだろうと勝手に思って、アイゼンを持たずに出かけた。数日前に不安になって、インターネットで注文してたが、当日までに届かなかった。出荷元が吹雪で出荷出来なかったらしい。

下から眺める分にはたいした雪でもなさそうだったので出発。11月に見た赤い絨毯は白い絨毯に変っていた。数日前に降った雪が吹きだまりには40センチ位は積もっているようだった。天気が良くて南斜面はけっこう気温が上がって、防寒着を脱ぎながら登ったが、雪の多い所では足を取られ、なかなか進めず、コースタイム2時間半のところ、3時間もかかって山頂までたどり着いた。

稲星分れから下山したが、南斜面は午後になると、雪が溶けて、泥道を歩く。足に泥が付かないよう、足下ばかりが気になった。

下山途中に小さな祠と寺院跡と書かれた看板を見つけた。こんな山の中に本当にお寺があったのかな?石段だった跡は確かにある。その看板には、古い歴史が記されている。

「ここは往時の猪鹿狼寺跡です。この寺は天台宗延暦寺派の寺院で延歴24年(805)伝教大使最澄の開祖とも伝えられ、古くは大和山慈尊院とよばれていました。建久4年(1193)に源頼朝が阿蘇神宮に巻狩の作法を学ばせるために遣わした梶原景高、新田忠常の2人は久住高原で巻狩の演習を行いましたが、久住山は霊峰で殺生禁断の山であったため霊を慰めるために慈尊院に多くの寄進をしたといわれます。 天正14年(1586 )に島津軍の侵入により消失しました。現在の猪鹿狼寺は里人の山の神の遥拝所跡に建てられたものです。往時の猪鹿狼寺は本堂という地名の残るこの地にあり、現在は石祠と礎石類がわずかに残り往時を偲ばせています。」

※このショートムービーで使わせてもらったBGMはこちら
⇒「First village」written by こおろぎ http://dova-s.jp/bgm/play2366.html
  ⇒「LOOP_Well_BPM104」written by チバ http://dova-s.jp/bgm/play292.html?rtype=sb
⇒「河川敷で空を見上げる」written by alaki http://dova-s.jp/bgm/play2704.html

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