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日々の出来事

2016/02/22

被爆地長崎・爆心地

爆心地に近いもう一つの小学校山里小学校も訪ねた。爆心地から600mに位置し、児童数1581人中、1300人が死亡したと推定される、と銘板に記されている。校舎は老朽化したので建て替えられ当時を物語るものは保存された防空壕だけだが、資料室が作られて、訪ねた人たちに当時の様子を伝えている。

 

長崎の教会と言えば「浦上天主堂」、このページの背景写真にも使わせてもらったが、爆心地から500mの距離で崩壊している。1895年から信徒たちがレンガを一枚一枚積み上げて30年の歳月をかけて作った教会堂だったという。崩れ落ちた鐘楼の一つは原爆被害の跡をとどめるために、この場所に置かれている。

12000人の信徒のうち8500人が犠牲になった、と銘板に記されている。
   

爆心地は平和公園(式典が行われる平和の像がある場所)から下ったところにある。被爆者慰霊塔の横には、被害にあった浦上天主堂の外壁も移築されて保存さている。この下には被爆当時の地層が保存され、屋根瓦や食器類などが積み重なり、民家があったことが分かる。この辺りは軍需工場も確かに沢山あったが、住宅が密集して一般の市民が暮らしている場所だった。戦闘と関係のない一般市民が原爆の犠牲になった。

 

 

2016/02/10

被爆地長崎・城山小学校へ

2016/02/05

被爆地長崎を訪ねて