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日々の出来事

2016/08/18

球磨村から高森町へ

何をするでもないが、年に一度はこの場所に行ってみようか。3年前に「日本で最も美しい村連合」のサイトで見つけた球磨村の棚田風景。日本の棚田100選にも選ばれた「松谷棚田」なのだが、過疎化と高齢化で棚田を作る人がいなくなって荒れてしまった棚田を再生しようと奮闘する人たちがいる。
廃校になった小学校を農業体験や合宿・研修・宿泊施設として再出発させた「田舎の体験交流館さんがうら」。棚田オーナー制度で棚田を作る人たちを募って、棚田を復活させつつある。
「さんがうら」の魅力は地元の材料を使って地元の奥さん達が作るご飯。夏ならあゆ、今回も滅多にお目にかかれないサイズのあゆの塩焼きとから揚げがでたし、肉なら鹿肉、どちらか選べる。
閑散とした山間で時々聞こてくるのは鳥追いの空砲の音だけ、時がゆっくりと流れる場所。

球磨村には鍾乳洞で有名な球泉洞があるが、ほかにも鐘乳石でできた神瀬石灰洞窟が国道沿いにあるので、立ち寄ってみた。間口 45メートル、高さ 7メートル、奥行 70メートル、中は真っ暗で何も見えない、冷んやりとして一瞬暑さを忘れさせてくれた。

高森町へは国道443号で、途中「通潤橋」に立ち寄った。よくテレビで「放水」が話題になる場所で、どんなところなのか行ってみたかった。山都町のサイトには「水の便が悪く水不足に悩んでいた白糸台地に住む民衆を救うため、江戸時代、時の惣庄屋「布田保之助(ふたやすのすけ)」が、1854年に”肥後の石工”たちの持つ技術を用いて建設した石橋」とある。想像以上に大きな石橋、城の石垣を思わせる作りに圧倒された。

旅の最後は高森町の「民宿きん」へ。GWに初めて訪れて、おかみの気さくな人柄と料理と景色が気に入って、また行きたい宿の一つになった。山好きのご夫婦で阿蘇、祖母、九重に近いから、山好きの人に泊まって欲しいと民宿を始めたという。少々古くなったウェブサイトのリニューアルのお手伝いをしに。熊本地震で客足が遠のいた高森町の復興に、少しは役に立てばよいが。

  

 

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