季節は暖かくなったり寒くなったりしながらも確実に春に向かって行く。
今年はいつが見頃?と思いながら、初めてみに行くチャンスがやって来た。下界と山では季節がずれるから、下界で花が咲き始めたら、2〜3週間あとに予定を組んであとはお天気次第。
この場所は初登山の時に通って、3月にマンサクがたくさん咲くので有名な場所、と聞いていたので、いつかは見に行こうと思ってた。
レゾネイト久住の一番水(湧き水)から山桜のある朽網岐れを通り鍋わり峠を超えて下ると谷間になる佐渡窪と呼ばれるところ。
昨年3月から登山のためのトレーニングを週一で続けてきた。登山はしたことがないけど、行ってみたいという人、若い頃はよく登ったけど最近体力に自信がないという人たちと簡単なトレーニングを続けてきた。1年続けた成果は如何に!
私は一昨年初めて通った道があの時ほどきつく感じなかった。「山登りは絶対無理だわ」と言ってた初登山の人も「そんなにきつくなかった」と言ってた。継続は力なりだね。
窪地を囲む冬がれた山肌にかすかに黄色に染まった木が見える、あれがマンサクの花なんだ、近くに見えないのが残念だ。マンサクは地味な花だから早春の芽吹きの前に花咲かせないと全然目立たないね。
珍しく登山者が多く、カメラを手にした人が「あそこの奥まで行くと近くで見れますよ」と教えてくれた。日当たりの良い所では満開になっていた。その周りにも数本あったが、立ち枯れた木もあった。途中で出会った人の話だと、ずいぶんと枯れたらしい。気候変動の影響はここにもあるのかもしれない。
ここまでこれたから、お昼は鉾立峠で食べようと、もうひと頑張りすることになった。一昨日降った雪がまだ残り、冷たい風が吹いたが、とても爽やかな気分だった。
週一のトレーニングは「いつまでも山に登れる山筋ゴーゴー体操」(石田良恵著)を参考に行っている。簡単なトレーニングなので山登りに限らず足腰を鍛えたい人にはオススメ。