以前パック旅行で行った時には、日本人の現地ガイドが説明をしながら大勢でゾロゾロ歩いたので、説明もよく聞こえなかったり、記憶に残った絵はボッティチェリ(1445年ー1510年)の「プリマベッラ」(1477年ー78年頃)と「ヴィーナスの誕生」(1485年頃)だけだった。美術の教科書でおなじみの絵がこの美術館にあったことを知って印象深かったのかもしれない。
2度目のウフィツィ美術館では、混むのを避けて8時台に行ったがすでに行列ができていた。「プリマベッラ」と「ヴィーナスの誕生」も今回写真に撮らせてもらった。「プリマベッラ」には実在する植物が500種類以上描かれているとかで、足元の花にも注目。きっと同じ時期なのだろうな道中野山は花であふれていた。
そして、この名画たちもここだったか!
自分の記憶から全く欠落していた。見れてよかったと写真に収めた。
「受胎告知」(1475年ー85年)は、10年ほど前上野の国立博物館でレオナルド・ダ・ビンチ(1452年ー1519年)に関する絵画や実験などの特別展が開催され、見に行ったが、油彩画はこれ一点だけだった。それを見るために長い行列ができ、「止まらないで進んでください」と警備員に促されほんの一瞬絵の前を通過して見たことを思い出した。ウフィツィ美術館に来たらこんなにゆったりと眺めることができるのだ・・・だって絵の前にソファがあるのだから!
「キリストの洗礼」(1472年−75年)この絵はレオナルド・ダ・ヴィンチの師匠ヴェロッキオ(1435年頃ー1488年)の作品だが、左側の天使と背景をレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたという作品で20歳頃のレオナルドの才能がいかに優れていたかを示す作品と言われている。そうそう、この絵は高校時代に親にねだって買ってもらったレオナルド・ダ・ヴィンチの画集にも載ってたよ、思い出した!ここにあったのだ!
聖母子像をたくさん描いたラファエロ(1483年ー1520年)の「カルデリーノの聖母」(1507年)。
そして、ミケランジェロ(1475年ー1564年)の「聖家族」(1507年)、現存するミケランジェロのパネル絵の1枚だとか、額縁もミケランジェロが作ったとか、貴重な作品。ルネサンスを代表する3人の画家たちの作品を一度に見れるなんてすごい!
そのほかにも、ティッツィアーノ(1488年頃ー1576年)の「ウルビーノのヴィーナス」(1538年頃)、カラバッジョ(1571年ー1610年)の「バッカス」(1595年頃)など。
あーすごい!すごい!今度は写真撮ったから忘れない!