豊後大野のICを出てすぐ、「えぼし公園ぼたん桜満開」という看板が目についた。ソメイヨシノが終わり、山もみどりになり始めた。山には、藤の花も咲き出した。段々畑の斜面をシバザクラが彩る。
看板につられ、「えぼし公園ぼたん桜まつり」ののぼり旗を目印に行ってみたが、途中一方通行の林道を通りようやくたどり着いた。ぼたん桜見事に満開になっていたが、なぜここに公園があるのか、疑問が残った。
4月20日が「えぼし公園ぼたん桜まつり」だそうだ。3月も最後の日になった。桜の開花宣言が出たのが先週、異常な暖かさで、アッという間に満開の桜となった。花粉症のせいで、桜の下で弁当を広げるお花見は長らくしてないが、待ちに待った春の訪れは、やはり桜を眺めて楽しみたい。
桜を楽しむなら岡城跡が良いが、きっと人も多かろう、人がきっと行かない場所で楽しもう。豊後大野の道の駅で見た地図にある清川の道の駅から少し奥に入った三千本の桜を見に行った。この辺りは桃の産地でもあるので桃の花も楽しめた。
日本では全く話題にならないか、知らない人が多いが、3月8日は国際女性デーInternational Women's Day。
1904年、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求してデモを行った。日本でも1923年社会主義者の山川菊栄の呼びかけで集会が行われた。1975年国連の国際婦人年に3月8日を国際婦人デーと定め、現在は国連事務総長が「女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう」、加盟国に対し呼びかける日となっている。
日本と海外の認識の違いを知ったのは、昨年イタリア旅行をした時だった。映画で知られるようになったアマルフィでのこと、レストランの各テーブルにはミモザの花が飾られていた。店を出る時にミモザの花束をもらった。
翌日ナポリの街中の花屋ではミモザの花束を沢山見かけたし、露天商があちらこちらでミモザの花束を売っていた。朝、出勤途中の男性が、ミモザの花束を沢山買って行った。その姿を見て、この日が国際女性デーで、昨日アマルフィでミモザをもらった理由が理解できた。
パレルモの修道院の前のカフェで老紳士が老婦人2人に大きなミモザの枝を二つに折って渡してた。
その翌々日にチーズ工房のある農場で大きなミモザの枝をもらった。
なんとなく日本のバレンタインデーに近い感じなのかもしれない。イタリアでは「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」。⇒FULL ITALIAN SUPPORT
世界経済フォーラムの男女平等指数(政治、経済、教育、健康4分野で男女平等を評価)では日本は136カ国中105番目というから、ビックリする。男女同一賃金、均等待遇、働き続けられるように認可保育園や介護施設の増設、労働時間の短縮など、女性が社会参加できる環境を整えて行くために、女性が声をあげる日に。⇒2014年国際女性デー
このページの最初にこの記事を書かなくてはいけないか、と思うとうんざりするが、書かずにはいられない。
昨日2月25日「大分市で大気汚染物質PM2.5の観測値が77マイクログラムを超えた。国の環境基準を上回ったので、注意喚起した」とニュースで流れた。
やっぱりそうか!その前の日、つまり、24日に「北京で大気汚染、今までで最悪」とインターネットで見たばかり、早ければ翌日、遅くとも翌々日九州に襲来する。今回は早かった。なにしろ、昨日の大分市の空というか、空気はどんよりとして、山も空も遠くにあるもの全て霞んでいた。そして、今日は雨のために霞んでるのか、PM2.5が地表近くまで落ちてきたためにもっと霞んでいる。
今日は関西や新潟まで行ってるらしい。
呼吸器系や心臓に疾患のある人は、PM2.5を体内に取り込むと疾患を悪化させると言われてるし、中国では肺がんが増えてるそうだ。
最近気になったのは雲仙普賢岳で採取された霧氷から水銀が検出されたというニュース。「大量の水銀が含まれていたのです。その濃度は1リットルあたり、146ナノグラム。
普段、日本国内で降る雨や雪に含まれる水銀の量、10ナノグラムをはるかに上回りました。」
「ただちに人体に影響を与えるものではありませんが、監視が必要」
ということだが、PM2.5は杉花粉の30分の1ほどの大きさで呼吸器を通って血液中にも入り込むというから、長い年月知らずに体内に取り込むのは危険だと思う。
12年前に中国に修学旅行に行った娘の話によると、その頃も中国の大気汚染は酷かったらしい。大気汚染は年々深刻になってきているということだ。地球温暖化の問題もこの大気汚染の問題も国際的な取り決めを作って、早く解決してほしい。
この時季、杉花粉が飛び始めて、黄砂も飛び、そして大気汚染物質も飛ぶ。呼吸器系にアレルギーのある人間にとっていちばん辛い時期になる。この季節を無事に過ごすには、花粉飛散情報、大気汚染飛来情報のチェックは欠かせない。長い花粉症の経験で、予防が何よりの手当ということがはっきりしている。
みなさんも気をつけて!