この春から飯田高原で民宿を始めたという生徒さんのウエブサイトに花の写真がでてた。高山植物は名も知らないものが多いが、目を引いたのが白い大輪の花。なんと言う花かと聞いてみると「オオヤマレンゲ。6月に咲きます。香りがとてもいいですよ。」九重のスキー場のすぐ裏の山の途中にあるから登山の経験のない人でもすぐ見に行けるという。
レッスンの時「先週の日曜日、蕾みだったから、次の日曜日は見頃ですよ。」と教えてくれた。それならば、行かねば!日曜日教室の後、急ぎ九重スキー場まで行ってみた。行き道は聞いたが、初めての場所なので、無事たどり着けるか心配しながら林道を歩いた。本当にこの道で良い?と思ってるところに人が降りてきた。「オオヤマレンゲはありましたか?」と尋ねると「咲いてましたよ、昨日祖母山に行ったけど、そちらはまだ蕾み、こちらは丁度咲いてます。」と嬉しそうに教えてくれた。はあー、オオヤマレンゲを見るために毎日山を歩く人がいるんだ、と感心。そして、少し行くと出会えた。
陽がまだたかいので、そこからタデ原湿原へ足を伸ばしてみた。ひと月前よりも草丈も伸び、違う花が咲いている。ぐしぐしの大きなアザミの葉は、もしかして・・・ヒゴタエ?!だとしてら、7月か8月またここに来る理由が出来てしまった。(笑)
日曜日のクラスで、シャクナゲが美しいお寺さんの情報を聞いて、また、行ってみたくなった。豊後大野市の神角寺さん。朝倉文夫記念館からさらに山の中へ入って行き、山を上り詰めたところにある。途中集落がない、なんで、こんな山の上にお寺を作ったんだろうね。
駐車場からもシャクナゲが出迎えてくれるし、国の重要文化財の仁王像もあるお寺。お花がたくさんで、お寺さんということ忘れてします。
来訪者と親しげに話しているのはご住職さんか?作務衣姿で花がらを摘んでいた。シャクナゲは花の後、種を付けないように花がらを摘まなければいけないそうで、その作業がとても手間がかかるとか。その作業のおかげで、美しく花を咲かせるのだね。感謝。
日曜日、朝のクラスで、久住山で桜が満開との情報を得た。生徒さんが昨日、犬連れで行ったが、動物の感染症がはやっているため、入山出来なかったというのだ。それは、是非にも見たいと思い、午前中は雨も降ってたが、小雨決行で午前の教室が終わって急ぎ久住まで行った。途中、竹田の「さふらんごはん」で昼食。レゾネイト久住の真向かいにある「一番水」の看板のところから中に入る。いつもの軽装で行ってしまったが、けっこうな山道を歩いた。最近ニュースで山歩きで遭難する人が十分な装備をしないまま山に入って、と聞くが、こんな風に気軽に山に来てしまう人達のことなんだ〜、と思った。次回は十分な装備を整えて行こう。