Home > 雑記帖 > 旅行  フィレンツェ歴史地区へ  トスカーナ地方へ

旅行

2012/05/28

フィレンツェ歴史地区へ

世界遺産の宝庫トスカーナ地方の一日目はフィレンツェ歴史地区へ。初フィレンツェの二人には現地のガイドに付いてもらってウィフィッツ美術館とドウォモへ。ウィフィッツ美術館の収蔵品は門外不出なので、この場所に来なければお目にかかることの出来ない芸術作品がたくさんある。私は前に行けなかった場所に行くことにした。

フィレンツェはルネッサンス芸術の街でレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど有名な芸術家が沢山活躍した。前のツアーでフィレンツェを訪れた時、フィレンツェ市庁舎前のシニョリーア広場には沢山の彫刻が置かれ、庁舎の入り口にはダビデ像があった。”あのミケランジェロの代表作がこんな野ざらしで?!”と驚いたのだが、現在はレプリカで本物はアカデミア美術館に置かれている。劣化を防ぐために1800年代に移されたそうだ。今回はなんとしても本物のダビデ像が見たくて、わざわざアカデミア美術館まで行った。徒歩で20分はかかるし、車の通る狭い路地を歩くし、遠くから見つけられないような地味な建物で展示品も地味だった。ツアーのコースに入らない訳だ。

長い歴史を持つ街は教会や宮殿だけでなく街の至る所に歴史を物語るものがある。ガイドのBittoに街歩きの面白い見方を教えてもらった。道路が真っすぐな所と曲線を描いた所があるが、イタリア人は有るものを利用して街づくりをして来た歴史がある。曲線を描く道路は曲線を描く建物のがかつてあったと言う。つまりローマ時代に作られた円形劇場の壁をそのまま利用して家を建てたそうだ。
他にも、中世の塔の建物が上層部だけ壊されて、下層階は残ったのでそのまま利用してる建物もある。壁のデザインや石の組み方など時代で違うのでそれをみながら歴史ある街を歩くのも楽しい。

イタリアではどの都市に行っても、Duomoという大聖堂があって、固有名詞をあまり言わないので、地図を見て探し当てる時に名前が分からずに困るときがある。フィレンツェの有名なduomoの正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ/花の聖母マリア」大聖堂。1296年から140年以上の歳月をかけて建設された、19世紀にファザードが完成したという、フィレンツェの街の象徴でもある。

イタリアで革製品を買うならフィレンツェで、と言われる。ツアーでも必ず行くお店があって、日本人の店員がいていろいろと注文を聞いてくれるので便利がよい。つい気が緩んで、日本ではちょっと買わないような高い買い物をしてしまった。

     

     

2012/04/11

トスカーナ地方へ

旅の後半はトスカーナ地方を訪ねる旅、宿はフィレンツェの南約20キロのSan Casciano in Val di Pesa/サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーザ。長い名前だ。イタリアの固有名詞は、「テ宮殿」の短すぎるものから、この村の長すぎる名前までバラエティに富んでいる。

ミラノからボローニャへは比較的平坦な道だったがボローニャからフィレンツェへ向かう風景はがらりと変わり、ちょっとした山越えになった。高速道路でも急勾配でカーブのあるちょっと怖い道だ。(こうゆう道って大分にもある、と思ってちょっと可笑しかった。)トスカーナ地方は山間地が多いので、植物など木々の様子も今までとは少しかわってくる。レオナルド・ダヴィンチが生涯大切に持っていた名画「モナリザ」の背景もこのトスカーナの山が描かれたのだろう。

サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーザは小高い丘の小さな町、宿は商店街のはずれにあり、敷地の広い昔のお屋敷のようなところだった。ここも16世紀ころ貴族のVilla別荘だったらしい。ミラノのVillaとは違い小さい建物で質素な作りだ。部屋数もあまり無いようでこじんまりしている。泊まり客はまた、私たちだけだ。この建物にオーナーの家族が住んでるのかは分からないが、日本的には民宿といった感じだ。入り口には”Bed & Breakfast”と書いてあった。

およそ外国人観光客など来そうもない小さな町だが、夕食を食べたピザ屋の近くの小さな商店で日本人女性が店番をしていた。ここにもイタリア好きの日本人が・・・。イタリアのレストランは夜の営業時間は7時半を過ぎないと客を入れない。真冬のこの時期なのに、店に入れてもらえるまで小さな商店街をうろうろしなければならないのだ。古びた家具を所狭しと置いてる店があって、売ってる風でもなかったので、聞いてみるとアンティーク家具の修理をする店だそうだ。今まで泊まったホテルにはすべてアンティークの家具が置かれてた。こうして、修理するお店があって、大切に使われ続けるのだ。素敵。

ホテルの料理教室

モデナで

16世紀に日本人が来た

名物料理

世界遺産マントヴァ

CorteVirgiliana

ミラノからマントヴァへ

ミラノ 貴族の別荘に泊まる

ミラノ「最後の晩餐」