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日々の出来事

2011/03/29

3月11日のこと

この日起きた地震と津波で犠牲になられた皆さんに心からのお悔やみと、被災され今もなお厳しい避難生活を余儀なくされてる皆さん、原発事故でふるさとを離れなければならなくなった皆さんにお見舞い申し上げます。

この日、地震の知らせを聞いたのは16時過ぎ夫からの電話だった。「東北・関東地方で大きな地震があった、東京もかなり大きかったらしい。」居合わせた友人がワンセグでニュースを見せてくれた。小さな画面だが、海水が陸地に上がっていく様子が見て取れた。これはいったいどうゆう状況なのか?理解ができなかった。すぐに東京の姉の所に電話をするが、つながらない、友人にメールをするがその日返事は帰ってこなかった。神戸に居る娘からその晩電話が入り、神戸でもかなり揺れたと言うから、かなりの規模の地震であったことが分かった。

日を追う毎に地震と津波の規模、被害の状況が伝えられ、私たちがかつて経験したことのない自然災害であることが分かってきた。私の住む大分市では海岸に近い地域では高波に注意と言われたが、被害は聞いてない。佐伯市など太平洋側に面してるところでの養殖いかだなどの被害があったことをしばらくして知った。

夫は東北地方出身なので、この日から、報道番組を食い入るように見て、ずっと、涙を流してた。私たちが若いころ訪れた女川の民宿(朝食に美味しいイカ刺しを出してくれた漁師の宿)もきっと、流されてしまっただろう。毎年秋には獲れたての秋刀魚を直送してもらった大船渡の漁港も壊滅的な被害を受けた。一人でも多くの命が助かって欲しい。私もそう、願い続けていた。死者はすでに1万人を超えた。

津波に飲み込まれた町々は、まるで、戦後の焼け野原のような何もない状態になってしまった。この地域の人々は66年前の状態から再出発しなければならないのだから大変だ。

日本中が、世界中がこの自然災害にみまわれた地域に注目をしている。被害にあわれた皆さんが一日も早く生活再建ができ、普通の生活を取り戻せるように願わすにはいられない。そのために、日本中が力を合わせて応援するだろうし、私もささやかながら応援し続けたい。